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ろうそく用火消し具 特許庁登録情報※抜粋

【特許番号】特許第4247924号
【書類名】特許願
【整理番号】KKF0101
【国際特許分類】F23Q 25/00
【先の出願に基づく優先権主張】
【出願番号】2007-170412
【出願日】平成19年6月28日

【技術分野】
  本発明は、ろうそく又はアロマキャンドルなどの火消しにおいて、両側から挟むように芯だけを覆い、芯を保護しつつ酸素不足により消火できる、火消し具に関するものである。

【背景技術】
  従来まで、ろうそく又はアロマキャンドルの火消しは息で吹き消すのが当たり前で、他には手ではたいたり、芯を割りばしで挟んだり、筒状の物を上からかぶせる方法をとっていた。

【発明が解決しようとする課題】
  しかしながら、仏壇用ろうそく又はアロマキャンドルには様々な形状があり、かぶせるタイプの火消し具は消火しようとする動作が上から下であるため、簡易的な消火を行うにはアロマキャンドルの使用状況に限定性があった。割りばしや先幅の広いピンセットにおいては、消火しようとする動作が前に突き出すことと、挟むのは芯のみであることから使用範囲こそ広いものの、芯を折ってしまうことや煤が下に落ちるという不具合を生じる場合がある。煤は火消し具の先端部分にも付着するため、汚れ易く衛生的な問題がある。
  本発明は、このような従来の問題を解決しようとするもので、ろうそく又はアロマキャンドルなどの芯についた炎を安全にかつ簡単に、しかも衛生的に広い使用範囲で消火できることを目的とするものである。

【発明の効果】
  本発明によれば、前に突き出す動作で、ろうそく又はアロマキャンドルなどの芯部両側に一対の覆芯部を位置づけ、合わせ覆うことにより芯の周りを酸素不足にし、出来た隙間により芯の保護を高め、安全かつ迅速はもちろん、より衛生的で広範囲な火消しが可能である。

【発明を実施するための最良の形態】
本発明は、単体の金型で製造が可能なので量産が容易であり、材質もステンレス等の耐久性のある金属であればよいため、コストも極めて安価である。さらには前述で述べた従来の問題も解決したことから、流通性もあり日用品化される可能性が高い。

 これからは高齢化社会がさらに進み、従来の火消し具では手が震えてうまく定まらないことから、転倒事故が起きてしまう可能性がある。本発明による火消し具が広く認知されれば、ろうそく又はアロマキャンドルなどによる火災や事故も減らすことができ、社会的貢献度も高いと考えられる。

本発明は、単に火消しを目的に持つだけではなく、様々な付加価値を生み出す可能性を有している。デザインに関して言えば、一対の覆芯部の外観や覆芯隙部の形状は、曲面、平面、曲線、直線を使って様々な外観を持たせることができる。さらには一対の覆芯部が合わさったときの内部空間においても、曲面体、多面体といった内部デザインに視点を置くこともできる。また、一対の覆芯部に物を挟み易くするための突起部が着くことにより、デザイン性のある多機能ピンセットにもなり得る。



ろうそく用火消し具(特許第4247924号)

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